もう失敗しない!インテリアショップ店員が教える正しいソファの選び方

inZONE with ACTUSザ・ジョンソンストア店の小尾です。自宅のリビングや自室に座り心地のよいソファがあると、ゆったりと過ごせる時間が増えますね。ただ、金額もサイズもそれなりに大きな家具だけに、勢いだけで購入!というわけにはいきません。

 

買ったソファが部屋に入らない。

大きすぎて邪魔。

すぐに汚れてしまってボロボロに。

 

…こんな失敗はしたくないですよね。

どこに注意すれば、自分の暮らしにぴったりなソファを手に入れることができるのか。購入のタイミングを含め、失敗しないソファの選び方を解説します。

置けるソファは?まずはやはりサイズ

ソファ選びにおいて、まず押さえておきたいポイントは“サイズ”です。

使用中のソファから買い替える場合

奥行きや横幅など、現在使っているソファの大きさを把握しておきましょう。それが、新しいソファのサイズ検討の判断基準になります。使用中のものより大きなソファにしたい場合は、どれくらいまでなら生活導線を確保して使えるかを考えておきます。

引越しを機に新たに購入する場合

ソファを設置する予定のスペースを測って選ぶことをおすすめします。実際に測れない場合は、お店までご自宅の図面をお持ちください。スタッフが最適なサイズをお伝えします。

店頭では3Dプランニングにより、実際にソファを置いたときのサイズ感をシミュレーションすることもできます。

ソファの形はどうする?

置けるソファのサイズが分かったら、次は形を検討します。使用人数や具体的な使い方を考えてみましょう。

ここでは、

  • ストレートタイプ
  • カウチタイプ
  • シェーズロングタイプ
  • コーナータイプ(システムタイプ)

の4つを紹介します。

ストレートタイプ

 

コンパクトで、スタンダードな形。奥行き浅めは、主に「座るために使う」小柄な方におすすめです。横になったり体育座りをしたり、そうした使い方には、ある程度奥行きのあるモデルが適しています。

アームにクッションを置いて背もたれ代わりにするのもおすすめの使い方です。

 

カウチタイプ

 

1人がゆったりと脚を伸ばして座り、もう1人も脚を伸ばして座れるのがカウチソファの特徴。ストレートソファでありがちな「占領されて座れない!」ということがおきません。また、カウチの長い座面部分があるので、ストレートよりも座れる人数が多くなります。

 

シェーズロングタイプ

 

カウチソファのカウチ部分だけのタイプ。背もたれやアームが一部しかついていないので、スタンダードなソファよりも抜け感があり圧迫感を軽減できます。一人暮らしやリビング以外の部屋におすすめです。

脚を伸ばして、スマホをいじりながらテレビを見るなど、ゆったりと使うこともできます。使い方が自由なのもシェーズロングの魅力です。

コーナータイプ(システムタイプ)

多くの人が同時に座ることができるので、来客の多いお宅、スペースを確保できる方におすすめです。このタイプは奥行きがしっかりとあるモデルが多く、デイベッドとして使うこともできます。ソファに脚を上げて座るのが自分のくつろぎスタイルという方にもぴったりです。

パーツの種類が豊富なシステムタイプは、「大きなソファを置くスペースあるかな…」という方にも、サイズ、形をカスタムしやすいソファ。ご自宅のスペースに合わせてスタイリングすることが可能です。パーツのひとつを独立して使うこともできます。

店頭でソファを試すときは、お店を自宅だと思って「どうやって使うかな?」「どんなふうにくつろぎたいかな?」と、ぜひ想像を膨らませてお試しを。そうすることが、サイズや形を含めて、自分の暮らしに合ったソファ選びにつながります。

 

ココの確認も忘れずに!

欲しいソファは部屋に入る?搬入経路の確認

ソファを選ぶときに、納品時の搬入経路を確認しましょう。

階段や曲がるところはないか。玄関、室内ドア、エレベーターなど通る間口の幅、エレベーターの場合は奥行きのサイズを確認しておきましょう。

 

ソファの脚の高さ

最近では、お掃除ロボットがソファの下を通るのかという点を気にされる方が増えています。脚の高さを選べるモデルもあるので、使用しているお掃除ロボットの高さを調べておきましょう。

張り地はレザーにする?ファブリックにする?

 

インゾーネには、張り地が選べたり、大きさが選べたり、脚の仕様が選べたりと、オーダーできるモデルが多数。

張り地は大きく分けて2つ、レザーかファブリック(布)です。それぞれの良いところ・悪いところを理解して選択しましょう。

レザーソファのメリット・デメリット

 

[良いところ]

・メンテナンスをすれば半永久的に使える

・食べ物や飲み物をこぼしても染み込みにくい

・革特有の重厚感、高級感がある

・ハウスダストが出にくいので、アレルギー体質の方やお子様も安心

[悪いところ]

・メンテナンスが少々面倒

・メンテナンスを怠るとヒビが入るなどの劣化につながる

・汗などの湿気に弱く、カビの原因になる

 

ファブリックソファのメリット・デメリット

 

[良いところ]

・カラーバリエーションが豊富

・カバーリングタイプだとクリーニングや取り替えが可能で清潔

・優しい、柔らかい印象がある

・レザーより比較的安価

[悪いところ]

・食べ物や飲み物をこぼすと染みる

・掃除を怠るとダニ発生などのリスクが

 

ただし、それぞれの弱点は「インテリアガード」というコーティング加工で補うこともできます。詳細はスタッフまでどうぞ。

 

 

長く使えるソファとは?内部構造をチェック

 

どうやって「長く使えるソファ」を見分けるか?

覚えておきたいのは「重いソファは良いソファ」ということ。フレームが無垢材を使っているのでしっかりしている、中材もずっしり入っている、というソファは重いです。「重さは品質の一番の目安」と言ってもいいほどです。

ポイント1:背クッションの中をチェック

 

羽毛やウレタンの品質を見てみてください。

羽毛が外に多く出ているものや、粗悪なウレタンチップには要注意。しっかりと重量があり、中材もたくさん詰まっているものの方が、耐久性は高いです。

ポイント2:ソファの角を持ち上げて、ソファに反りや歪みがないかチェック

 

ソファの前脚を片方持ち上げて、ソファ全体が歪まないか見てみましょう。

きちんとしたソファは骨組みもしっかりしているので、それくらいのことでは歪みません。加えて非常に重いことも特徴です。一方で安価なソファの中には軽々と持ち上がったり、前側を持ち上げたときにぐっと歪んだりするものもあります。

ソファ選びのタイミングは?

 

張り地が選べたり、大きさが選べたり、脚の仕様が選べたり、インゾーネで取り扱うオーダータイプのモデルは、受注生産となるため納期が長くかかります。

通常は1〜2ヶ月くらいで納品となりますが、現在は世界的に蔓延した新型コロナウイルスの影響により、4〜5ヶ月の納期となるソファが多くなっています。

 

「そんなに待てない!なるべく早くほしい」という方には、1〜2週間ほどでお届け可能なストックモデル(在庫モデル)、もしくはアウトレット品がおすすめです。

アウトレットの展示現品アイテムは、お店で実物を見ることができるので「イメージと違った!」ということも防げます。ただ、アウトレットは不定期なので、そこはタイミングを読むのが難しいところですね。

 

 

「引越しはかなり先」という場合も、ご安心を。例えば納期を早めに購入したとしても、当店の保管倉庫に保管料無料でお預かりし、お客様にとってベストなタイミングでお渡しすることができます。

倉庫に商品が届くタイミングを通常納期より遅らせることもできます。お客様自身で買うタイミングをコントロールする必要はないのです。

 

結論として、オーダー品を購入したい方は、余裕をもって約4〜5ヶ月前からソファ選びをするとよいでしょう。そのほうが選択の幅が広がります(詳しい納期についてはスタッフまでどうぞ)。

 

せっかくなら納期を気にすることなく、たくさんの選択肢からお気に入りを選んでみてはいかがでしょうか。そのソファ選びの時間もぜひ楽しんでください。