ようやく本格的な春がやってきました。インテリアやファッションのショップでも、きれいな色のアイテムがより目に留まりますね。
では、家のなかはどうでしょう？春を楽しむポイントをインテリアコーディネーターに聞きました。
衣替えをする気分で、季節感を取り入れてみませんか。
色を意識してファブリックを衣替え
季節によって洋服をととのえるように、衣替えはインテリアにも取り入れることができます。よく使うスリッパやタオル類を新調しても気分は変わりますが、部屋の印象を変えるのに手軽で有効なのが、カーテンやラグ、ソファに置いたクッションのカバー、また寝室のベッドカバーなど、ファブリックアイテムの衣替えです。空間のなかで大きな面積を占めるカーテンをチェンジすると、雰囲気はずいぶん変わります。また、クッションカバーを交換するだけでも印象は違ってきます。
では、どんな色を取り入れましょうか。
色はたくさん存在しますが、大きくイエローベースとブルーベースの２つに分類されます。これは、赤、青、黄…という色の名前ではなく、簡単にいうと「黄み」を感じさせるか「青み」を感じさせるかという分け方。さらに、春・秋はイエローベース、夏・冬はブルーベースのグループです。たとえば赤でも春の赤はクリアで冬は深みのあるシックな赤と、同じ色でも明るさ・鮮やかさによって印象は違いますね。
春は黄みを感じる明るくクリアな色を取り入れるのがおすすめです。ここをちょっと意識してみるとよいでしょう。
取り入れたい小物アイテム
インテリアのセンスアップテクニック
春、インテリアに爽やかな風を吹き込んでくれるのが、透き通ったガラス製の小物。フラワーベースなどは、デザインもサイズもいろいろあって取り入れやすく、選ぶのも楽しいでしょう。透明感のある色付きガラスもいいですね。
フォーカルポイント
さて、こうした小物などを飾るときに意識したいのが、“フォーカルポイント”といって、視線が集中する場所をつくること。
玄関にリビングにひとつ見せ場があることによって、インテリア効果をアップさせることができます。リビングのソファでくつろぐなら、そこから見える場所に好きなものお気に入りのものを飾ってフォーカルポイントとすることで、見るたび楽しい気持ちにもなれるでしょう。
たとえば、棚やテーブルの上に飾る場合は、背の高いものと低いものを組み合わせます。真ん中に高さのあるものを置き、それを頂点として左右に低めのものを配置すると“さま”になります。この三角形の構成はディスプレイの基本スタイルです。試してみてくださいね。
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