みなさんは今、どんな家で暮らしていますか?賃貸生活であれば、このまま賃貸でいくか、それともマイホームを購入するかは悩みどころといえるでしょう。今回はこのテーマについて、中古マンション購入+リノベーションを提案するM+アドバイザーの増澤がお話しします。考え方の参考になればと思います。
購入を考えるきっかけの多くは…
現状の間取りに対する不満
M+では、一人暮らし、夫婦二人、ファミリーなどさまざまな方々のマンションリノベーションをサポートしています。
ファミリー世帯が家の購入を検討し始めるきっかけとして大多数を占めるのが、子供の誕生や子供が増えた・大きくなったことで「今の賃貸の部屋が狭くなったから」というもの。皆さん、現状の住まいの間取りに対する不満を解決したいと考えられています。
賃貸から賃貸へ引っ越す手段もありますが、広い部屋を借りるとなると家賃は高くなる傾向に。
このことが購入の選択につながっています。もちろん広さだけではなく「今の賃貸の家賃がもったいないから」と購入を考える方も多いです。
間取り&エリア重視派が選ぶ家の持ち方
中古マンション購入+リノベーション
お子様がいる家庭の場合、家の購入は「子供の学区内で」という要望が圧倒的多数です。マイホームというとやはり、多くの方が新築一戸建に対する憧れをお持ちです。ですが、学区内で一戸建てを実現しようとすると、価格面で購入のハードルの高さを実感される方も少なくないようです。
中古マンション購入+リノベーションの選択をされる方は、学区優先等のエリア重視派。そして「暮らしに合わせて間取りを変えられる」という点に魅力を感じられているようです。リノベーションは自由度が高く、住む人の要望を反映しやすいことが特徴。ゆえに「注文住宅のマンション版」とも考えられます。加えておくと、中古マンションでは「管理」がとても大事な要素になります。気持ちよく住める管理の良いマンション選びは、プロに任せるのが一番です。
賃貸にはフレキシブルさが…
気になるのは老後のこと
さて、賃貸に住み続けるというのも選択肢のひとつです。その時々の状況に合った広さや家賃の物件に引っ越しできるなどの気軽さは、賃貸のメリットといえるでしょう。しかし、高齢になればなるほど、賃貸物件は借りにくくなります。また、年金生活になってからも家賃の支払いは続いていきます。
一方家を購入した場合は、住宅ローンを返し終われば住居費負担は少なくてすみ、老後の家計にゆとりが生まれるでしょう。購入した家は資産になります。一般的な住宅ローンの返済期間は最長35年。この35年ローンを組めるのは40代が最後のタイミングです。ただ、ローンを組むのは定年以降のことを考えると早いに越したことはありません。
賃貸のままいこうとしたとき、なによりも大きいのは、たとえば狭さや生活音にまつわることなど賃貸の住まいに何かしらの不満を抱えている場合、その不満を我慢しながらの生活が続くという点です。そもそも我慢をしてストレスが溜まるような暮らしは楽しくないですよね。
家を考えること=暮らしを考えること
賃貸か持ち家か、お金の面での損得はもちろん大事なところです。ですが、もっと大切なのは、楽しく暮らしを送ることができるかどうかだと思います。持ち家の大きなメリットは、心の満足感にあるといっても過言ではありません。
私自身もマンションリノベーションの選択をして、賃貸から持ち家になりました。家に居ること自体がとても楽しく、キッチンが使いやすいことから妻の手料理の質もあがりました。自分たちの暮らしに合った空間で過ごすことの魅力を実感している一人です。
いま、ずっと賃貸の方向でと考えられている方は、家族の時間をどのように過ごしていきたいかということや、老後の生活も視野に入れつつ、持ち家という選択肢も検討されてみてはいかがでしょうか。